ここ最近、増加傾向にある自律神経失調症ですが、自分には関係ないと思っている人はいませんか?
自律神経失調症は様々な症状をもたらすため、関係ないと思っていても、もしかしたら自律神経系の症状が出現しているかも。
自律神経失調症とはついつい乱れがちな生活習慣やストレスにより、自律神経が支配している神経バランスが崩れ、身体機能に影響を与えることで自律神経失調症となります。
自律神経失調症は、身体症状や精神症状と本当に多くの症状をもたらすため、症状の出現は不安定となっています。
ストレスや遺伝、性格、環境因子(家庭、仕事)など、個人差により症状の出現も人により異なる場合があります。
症状は出現を繰り返したり、重複して現れることがあります。
しかし、自律神経失調症は症状を訴え医療機関で検査を受けても異常が確認されません。
治療に関しては、身体面や精神面の両方からアプローチしていくことが大事になります。
また男性よりも女性に見られる疾患として挙げられています。
自律神経失調症には女性ホルモンのバランスが関係しているらしく、女性の方が男性よりもホルモンバランスを崩しやすいというところに問題があるようです。
女性の体はお産などを経験するため、生理学的な観点から見て男性よりも丈夫につくられていると言われているのですが、現代ではストレスを強く受ける環境に居るためか、ストレスによってホルモンバランスの均衡が保てないということが自律神経失調症と関係しているようです。
また自律神経失調症には神経症型自律神経失調症、本態性型自律神経失調症、心身型自律神経失調症、抑うつ型自律神経失調症と4つの型があります。
その人の症状によりどのタイプに当てはまるかが変わってきます。
私たちが当たり前のように口にしている自律神経失調症という疾患名は、実は私たち日本に限れられて使用していたものでした。
また自律神経失調症は、身体や精神に現れる症状に対し、検査での異常が認められない場合に用いる診断名であり、疾患名ではありません。
日本に限られているという事は全世界共通で使われている疾患名ではないということです。
米国や欧州などには自律神経失調症に当てはまる疾患がないとされています。アメリカやヨーロッパでは自律神経失調症という疾患が存在しないからといって、自律神経失調症に罹患しないという訳ではないようです。
米国やヨーロッパ等にも自律神経失調症を患っている人は存在すると思われるのですが、日本で自律神経失調症として診断しているこの病気を、欧米などでは自律神経失調症と捉えてはいないらしいのです。
ヨーロッパなどでは、不定愁訴(ふていしゅうそ:倦怠感や頭痛、動悸や疲労感など身体のどの部位に病変があるのか、何が悪いのかが分からず、医療機関での検査でも異変が見当たらないこと)が付随した疾患であると考えられています。
日本人医師の中にも自律神経失調症を疾患として承認していない医師もいるようです。
自律神経失調症という疾患ではなく、精神疾患に付随した疾患の一つとして考えている人もいるようです。
また不定愁訴と診断を確定させてしまう医師の中には、「気のせい」や酷い医師では「怠け病」とまで言う人もいるようです。
アメリカやヨーロッパなどを始め、日本人医師の中でさえ全ての人が自律神経失調症を承認してはいません。
自律神経失調症はしっかりと確立された疾患ではないのです。
しかし、この自律神経失調症はうつ病などの精神疾患に付随してくることが多いようです。
また精神疾患に限らず自律神経系の症状を患うことはあるので、あやふやな診断や不定愁訴として片付けられるよりも、自律神経失調症と診断してもらうほうが患者の心積もりも違ってくるかと思います。